毎年この季節になると、少しそわそわした気持ちで作り始めるものがあります。
—— シュトレン。
ゆっくり熟成していく味わいが好きで、毎年少しずつ配合や材料を変えて楽しんでいます。
今年は思い切って “発酵バター” を加えてみました。
実は、香りが強くて少し苦手意識があったのですが、
お菓子作りの師匠にアドバイスをいただき、
バターの香りが生きる、ちょうどよい配合にたどり着くことができました。
生地には、ナッツとドライフルーツをたっぷり。
切ったときにカラフルな断面があらわれると、それだけで嬉しくなります。
ゆっくり熟成しながら、日ごとに味の深みが増していくのが
シュトレンの楽しみのひとつですね。
最近では少しずつ知られるようになってきたシュトレンですが、
「名前は聞くけれど食べたことがない」という方もまだ多いよう。
香りを楽しみながら淹れるコーヒーと薄く切ったシュトレンで、
いつもの暮らしに小さなご褒美を添えてくれます。
自分のために、誰かのために。
ちょっと特別で、でも気取らない——
そんな季節のお菓子を、今年も大切に焼いています。
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